花粉症といえば「スギ」ですが、最近では秋の花粉症が増えています。
鼻炎症状だけではなく、「花粉皮膚炎」や「花粉-食物アレルギー症候群」を合併する方もいらっしゃしますので、症状がある方はご相談ください。
秋の花粉
秋に飛散する花粉はどのようなものがあるのでしょうか?
秋の花粉
- 7~10月 ブタクサ属、ヨモギ属
- 3~11月 イネ科
- (10~12月 スギの「狂い咲き」)
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春の花粉症を合併している人も多いので、ほぼ1通を通して花粉症で悩まされている方も多いです。
4人に1人が通年性アレルギー性鼻炎を持つと言われています。
当院では「特異的IgE抗体」という、血液の中に含まれる花粉に特異的なIgEの値を知る検査ができます。
ご希望の方はご相談ください。
スギの狂い咲き
秋の気温が異常に高いと、スギの「狂い咲き」という季節外れの開花現象が起こることがあります。
この現象は11月を中心にみられます。
年によりますが、10~12月にかけて、わずかにスギ花粉が観測されます。
スギ花粉症の症状が強く出る過敏な方は注意が必要です。
治療
原因の除去、薬物療法となります。
第2世代抗ヒスタミン薬などのアレルギーの薬剤を用います。
当院でも処方可能です。
毎年、激しい症状がみられる患者さんは、初期療法が重要です。花粉飛散開始とともに(少し前から)薬物療法を開始しましょう。
症状の重症化を抑えらることができます。
花粉-食物アレルギー症候群とは?
花粉-食物アレルギー症候群(Pollen-Food Allergy Syndrome-PFAS)とは、どんな症候群でしょうか?
花粉症の患者さんが、果物や野菜を食べた時に唇・口・喉などにイガイガ感を感じたり、皮膚にじんま疹やかゆみを生じたりするなど、アレルギー症状を引き起こす症候群です。
心当たりがある方はご相談ください。