「陥入爪(かんにゅうそう)」の患者さんが、よく「巻き爪(まきづめ)」といって受診されます。
正確には違う病気です。
一般の方がそこまでこだわることもないのですが、最適な治療法が変わってきますので足をみる医師であれば知っておくべき内容です。
【まとめ】「陥入爪」と「巻き爪」の違い
・陥入爪: 爪の角が周囲の皮膚に深く刺さり、炎症や痛みを引き起こしている状態
・巻き爪: 爪全体が筒状や「の」の字型に丸く変形している状態
・両者は異なる状態だが併発しやすい

「陥入爪」とは

陥入爪(かんにゅうそう)とは、爪の端が周囲の皮膚に深く刺さってしまっている状態のことです。
爪の形自体は真っ直ぐであっても、周囲の皮膚に食い込むことで発生します。
刺さった部分が赤く腫れ上がり、ズキズキとした強い痛みを伴うのが特徴です。
症状が進行すると、肉芽組織(にくげそしき)という赤い出血しやすい盛り上がりができたりすることがあります。
「巻き爪」とは

巻き爪(まきづめ)とは、爪が内側に向かって極端に丸く変形している状態のことです。
上から断面が「の」の字のように曲がったり、アルファベットの「C」を横にしたような筒状の形に曲がったりします。
通常は痛みがなく、見た目の変形だけで済みます。
しかし、爪の下の皮膚を強く挟み込むようになり、丸まった爪の端が皮膚に突き刺さることで「陥入爪」を併発してしまうこともあります。
なぜ区別が必要なのか。
爪の診察を行わない医師でも、「陥入爪」と「巻き爪」の区別がついていない方が多くいらっしゃいます。しかしながら、区別する大切な理由があります。それは、今の爪がどちらの状態にあるかによって、「最適な治療法が全く異なる」からです。
私たちのクリニックでは、現在患者さんが抱えている爪の状態を見極めて、治療を選択いたします。
