花粉症といてば、もはや日本の国民病。
2023年春の花粉飛散予測では、スギ・ヒノキともに関東では非常に多く飛ぶ見込みとのことです。
花粉症は皮膚科でも関わりが深く、『花粉皮膚炎』や『花粉-食物アレルギー症候群』という病気があるほど。
通常の花粉症治療もしておりますので、ご相談いただければ幸いです。
毎年、1月下旬ごろから症状が出始める方も多いと思います。
酷くなるまで我慢してから治療を開始すると症状が抑まりにくくなりますので、酷くなる前に治療を開始しましょう。
花粉症
花粉症とは、植物の花粉が原因となって、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目の痒み、涙などの症状を引き起こす疾患です。
スギ花粉が原因としてよく知られていますが、これら以外にもヒノキ、カモガヤ(イネ科)、オオアワガエリ(イネ科)、ブタクサ、ヨモギなどの花粉が花粉症を引き起こします。
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1月~5月にとぶ花粉といえば、何と言っても「スギ」です。
また「ヒノキ」の花粉症の方も混じってきます。
冬~春の花粉
- 1月~5月 スギ、ヒノキ
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治療の第一選択は、抗ヒスタミン薬を中心としたアレルギー薬です。
当院でも通常の花粉症治療を行っていますので、ご相談ください。
花粉皮膚炎
花粉によって引き起こされる皮膚炎です。
眼の周り、頬、首などの服から露出した部位に皮膚炎を生じます。
花粉症と同じ即時型アレルギーで症状が出る方もいますが、遅延型アレルギーが関与している場合もあります。
花粉-食物アレルギー症候群とは?
花粉-食物アレルギー症候群(Pollen-Food Allergy Syndrome-PFAS)とは、どんな症候群でしょうか?
花粉症の患者さんが、果物や野菜を食べた時に唇・口・喉などにイガイガ感を感じたり、皮膚にじんま疹やかゆみを生じたりするなど、アレルギー症状を引き起こす症候群です。
心当たりがある方はご相談ください。