【まとめ】アズノール軟膏
・ジメチルイソプロピルアズレン
・穏やかな抗炎症作用を持つ、保護で使用
・青色の塗り薬
・副作用が極めて少ない
アズノール軟膏はどのようなお薬ですか?
アズノール軟膏の有効成分は「ジメチルイソプロピルアズレン」という名前ですが、実はハーブティーなどでおなじみの植物、「カモミール(カミツレ)」から抽出された成分をもとに作られています。
「ジメチルイソプロピルアズレン」はアズレン骨格を持ち、皮膚の炎症を穏やかに鎮める働きや、アレルギー反応を抑える働きがあります。 また、ステロイドは一切含まれておりません。炎症を抑える作用は強くないため、炎症が強い場合はステロイドなどの他の薬剤を用いる方がよいでしょう。当院の治療においては、炎症を抑える目的よりも、軟膏の油分が皮膚を優しく保護してくれることを期待して使用することが多いです。
アズノール軟膏の青色は、人工的な着色料を添加した結果ではなく、有効成分である「ジメチルイソプロピルアズレン」そのものの固有の色調に由来します。なお、着色それ自体に薬理作用はありません。抗炎症作用はあくまでアズレン骨格による脂質過酸化抑制やリポキシゲナーゼ阻害などの作用機序に基づくものです。
主にどのような症状に使われますか?
軽いやけど・すり傷の保護、おむつかぶれ、デリケートな部位のトラブルなどに用います。
アズノール軟膏の名前の由来
アズノール軟膏は、有効成分のアズレンより命名されています。
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Q ステロイドは入っていますか?
「アズノール軟膏」単独では、ステロイドは含まれておりません。ただし、ステロイドの外用薬と混合して処方されることはあります。
Q なぜこんなに青い色をしているのですか?
アズノール軟膏の青色は、有効成分である「ジメチルイソプロピルアズレン」そのものの色です。人工的な着色料などは一切使用しておりません。
Q 赤ちゃんの顔に塗っても大丈夫ですか?
はい、大丈夫です。ステロイドを含んでおらず非常に安全性の高いお薬ですので、皮膚の薄い赤ちゃんの顔や、目の周り、口の周りなどにもご使用いただけます。ただし、目の中に入らないようにだけご注意ください。
Q 塗った部分が日光に当たっても大丈夫ですか?
基本的には問題ありません。アズノール軟膏には、光に当たってかぶれる(光線過敏症)といった副作用は報告されていませんので、お顔や手など露出する部位にも安心してお使いいただけます。
Q 傷口に塗って、細菌が繁殖しませんか?
アズノール軟膏自体には、細菌を殺す「抗菌作用」はありません。そのため、すでに黄色い膿が出ているような化膿した傷には向いていません。化膿している場合は別の塗り薬が必要になりますので、自己判断で塗らずに当院を受診してください。
この記事の執筆・監修:
上田 喬士
東小金井うえだ皮ふ科 院長 、日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医 / 日本アレルギー学会認定 アレルギー専門医、医学博士