アクセス
ホーム
サイトマップ
オンライン順番予約

アクロコルドン、スキンタグ、軟性線維腫

【アクロコルドン(スキンタグ)、俗:首のイボ、ワキのイボ】

【軟性線維腫、読み方:なんせい-せんいしゅ】

「首のイボ」「ワキのイボ」として相談をうけるものの多くが「アクロコルドン(acrochordon)」「スキンタグ(skin tag)」と呼ばれる線維の良性腫瘍です。ときどき、他のイボが混ざっていることがありますので、診察にて確認をいたします。
アクロコルドン(スキンタグ)自体は、放置しても問題はありません。しかし、首の周りは人目につきやすいためご相談を受けることが多くあります。また、稀ながらこすれることで炎症を生じることがあります。

アクロコルドン(赤矢印)


アクロコルドン(スキンタグ)は一般的に年齢とともに増えることが多く、多発します。間擦部(かんさつぶ)と呼ばれる首、ワキ、鼠径部に生じます。1~5mm前後の柔らかい、突出した腫瘤です。小さいものはなだらかに隆起しますが、大きいものは表面がシワ状となり突出して懸垂状になります。さらに大きく懸垂状になったものを「軟性線維腫(soft fiborma)」と呼びます。

軟性線維腫(soft fiborma)
軟性線維腫


治療は、液体窒素で焼灼する、剪刀(ハサミ)で切りとる(イボカット)CO2レーザーで焼灼するなどの方法があります。茎が太くて大きくなった「軟性線維腫」は、外科的に切除して縫合します。


イボカット」は大変好評を頂いております。色素沈着の痕が残りにくい方法です。痛みはわずかに「チクッ」とする程度で通常は自制内ですが、ご不安が強い場合には麻酔を用います。

Q 首のイボに「ヨクイニン」は効果がありますか?

ときどき首のイボに漢方薬の「ヨクイニン」を内服されている方がいらっしゃいます。「ヨクイニン」はウイルスのイボにしか効果がないため、首のイボがアクロコルドンやスキンタグであった場合は無効です。


※写真掲載は患者さんの許諾を得ています。