帯状疱疹について

【帯状疱疹、読み方:たいじょう-ほうしん】

帯状疱疹は水痘・帯状疱疹ウイルスでおこる病気です。
子供の頃に「水痘(みずぼうそう)」にかかると(初感染)、その後ウイルスは神経の奥の方で眠った状態になります(潜伏感染)。
ウイルスに対する抵抗力が低下したとき、水痘・帯状疱疹ウイルスが目覚めて、帯状疱疹を起こします(再感染)

帯状疱疹の初期では痛みが先行することが多く(およそ5割くらいの方は痛みが先行します)、皮膚に症状が出ていないことが多いです。
一般的に3ヵ月以上痛みが残ると帯状疱疹後神経痛といわれます。
およそ1~2割の方が帯状疱疹後神経痛になります。

デルマトーム(皮膚分節)

病変は通常、片側性です。つまり右側なら右側のみ、左側なら左側のみです。
領域は1領域だけの場合もありますが、前後の2~3領域にわたり発症することもあります。
とても稀ですが、複数の領域(近接しない他の領域に複数生じる)ケースや、両側性に生じるケースの報告があります。

帯状疱疹の治療

治療の基本な「抗ヘルペスウイルス薬」の内服です。
現在4種類の内服薬がありますが、基本的に7日間内服を行います。

治療効果がでるまで2~3日

抗ヘルペスウイルス薬の内服をはじめてから、効果が出るまで2~3日ほどかかります
その間、あたらしく水疱や赤い斑点ができます。

薬を飲み始めた翌日に水疱が新しくできたので「薬が効いていない!」と思ってしまい受診される方が時々いらっしゃいます。
抗ウイルス薬は見た目の効果がでるのに2~3日ほどかかります。
その間、あたらしく水疱ができますので、薬が効いていないとは思わないでください。

日常生活の注意点

安静

帯状疱疹は疲労がたまった時、強いストレスがかかる環境にいる時に起こりやすい病気です。
そして、原因ウイルスに対する免疫が落ちたときに発症します。
十分な睡眠と休息をとりましょう。

小さな子供との接触を控える

帯状疱疹は、原則的に水疱部にいる原因ウイルスが接触することで、他の人に水痘(みずぼうそう)としてうつります。
水痘(みずぼうそう)に罹患したことのない乳幼児、特に水痘(みずぼうそう)のワクチンをうっていないお子さまと接触していると発症される可能性があります。

痛みの評価

痛みの評価のためのスケール

他人はどのくらい痛いのかわかりません。
そこで、以下のようなスケールを用いて痛みの評価をいたします。