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最新更新日:2023年9月6日

当院に定期的に通院してくださるニキビの患者さんへ

診察時間が限られるため、説明しきれないところを補完するために作りました。
日々の治療のヒントに、取り入れやすいものから徐々に試してください。

ニキビの日常注意点(洗顔とスキンケア)

1.ゴシゴシ洗いはしない

石鹸の泡をやさしく伸ばして洗顔してください。
擦るのは厳禁。
特にタオルやブラシでゴシゴシは最悪です。
とにかく優しく洗顔します。

2.洗顔は基本1日2回、朝は石鹸を使わずぬるま湯で洗う

洗顔の基本は1日2回です。
ただ私の経験では、ニキビ肌といっても朝はぬるま湯で洗うくらいでちょうど良い人の方が多いです。
その方の体質や季節によっても異なるため、試して自分のベストをさぐってみてください。

3.「日焼け止め」を使う

刺激に弱いニキビ肌では「日焼け止め」は必須だと思います。
男性でも女性でも「日焼け止め」は大切です。
日焼け止めは洗顔で落とせるタイプがおすすめです。

日焼け対策、日傘、日焼け止めのイメージ画像

ニキビの化粧ポイント

1.ノンコメドジェニックテスト済みの化粧品を用いる。

ノンコメドジェニックとは、ニキビの元となるコメドが出来にくい成分で作られている製品のことです。
毛穴の角質が詰まりにくいように作られていたり、油分のバランスを考えて作られています。
「ノンコメドジェニックテスト済み」の記載のあるものは、実際に人間の肌でテストを行なわれている製品です。

3.メイクキープスプレーは使わない

メイク崩れを防ぐためのメイクキープスプレーがありますが、お肌をピシッと覆うためコメドやニキビができやすくなります。
使用は避けて下さい。

4.赤ニキビの化粧

メイクによる摩擦は炎症を悪化させるので、本来は赤ニキビにお化粧はしない方がよいです。
そうはいってもお化粧でカバーしたいことも多いでしょう。
お化粧で隠そうとするとき、
スポットであれば赤ニキビのところだけファンデーションを重ねづけするとよいでしょう。
全体に赤ニキビが目立つ場合、グリーン(またはブルー)系の化粧下地やコンシーラーを使います。
そうすることで、赤さが肌色に近づきます。

6.アクネケアを謳う商品といえども注意!

アクネケアを謳う商品のなかには、余計に皮脂を取り除きすぎるもの、皮膚を傷つけてしまう商品が意外と多く混ざっています。
アクネケアを謳う商品にこだわる必要はありません。

ニキビ治療

1.コメド治療が基本

ニキビ体質を徐々に改善してくれる治療薬を使って「コメド治療」をしましょう。
具体的には「アダパレン」「過酸化ベンゾイル」の成分で、保険で治療ができます。

注意事項は診察時にお伝えします。
効果は2~3ヵ月ほどで実感しはじめます。
あせらずに、まずは3ヵ月頑張ってください。
ニキビ体質を少しずつ薬で改善していくものなので、継続が重要です。

2.炎症を起こした赤ニキビには抗菌剤

抗菌外用薬が処方された方は、赤ニキビにスポットで塗ってください。
配合剤を処方する場合、抗菌薬内服を処方することもあります。

3.ニキビの集中治療はピーリングがお勧め

自費の治療にはなりますが、少しでも早く効果を求めたければピーリングがおすすめ。
治療ニキビ予防としても効果があります。

ニキビと食事

当院のブログでニキビと食事について解説しています。